PATEK PHILIPPEの品質基準 【精緻な仕上がり】・【計時精度】
HF-AGE 仙台店/スタッフブログ

プロローグ

「パテック フィリップ・シール」は
2009年にスターン家によって
卓越した品質基準を保証する
独自の認定基準として創設されました。

複雑さに関わらず全ての
機械式タイムピースに適用され
その範囲は製造工程から
カスタマーサービスまでを対象とし
約65条の細かな基準が設けられています。

その中で今回は【精緻な仕上がり】と【計時精度】についてご紹介したいと思います。

 

【精緻な仕上がり】

洗練されたデザインのもとに作られている
PATEK PHILIPPEのタイムピース。

製作に用いられる素材は
最高品質のものが保証され、
構成されるすべてのパーツは
全く同一の美的・技術的な完成度が要求されます。

例えば、自動巻ムーブメントの製作には
およそ1,200もの工程があり
合計数百時間の工程検査を実施。

小さなパーツ1つ製作するのも多くの工程を要します。

そして最終工程では、すべての構成部品が
熟練した職人によってさまざまな手仕上げが施されます。

妥協を許さない厳しい認定基準によって
比類のない精緻な仕上がりが実現すると共に
最高の品質が保証されるのです。

 

【計時精度】

PATEK PHILIPPEのタイムピースは
時間を測定する計器です。

その為、卓越したパフォーマンスと
計時精度を備えていなければいけません。

多くの計時精度を検査する機関は
ケーシング前のムーブメントの状態で計測しますが
PATEK PHILIPPEでは
着用状態をシミュレーションしているため
ケーシング後の状態でも検査されます。

計時精度の認定基準は
ムーブメント径が20mm以上のものは、
平均日差が-3〜+2秒以内

ムーブメント径が20mm以下のものは、
平均日差が-5〜+4秒以内と

トゥールビヨンにおいては
平均日差が-2〜+1秒以内に定められています。

これは機械式タイムピースとしては最高水準となり、
基準を満たさないムーブメントは
調整工程へと戻されます。

こうして時計業界で最も厳格な基準をクリアしたものだけが
世代を超えて愛され続けるタイムピースとなり
受け継がれていくこととなるのです。

 

次週は【信頼性】と【インターナショナル・カスタマーサービス】についてご紹介いたします。

 

 

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推野 智子
HF-AGE 仙台店

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