時計史を紐解いていくと19世紀、時計とは主に男性の懐中時計であり、女性にとって時計は時間を知る道具というより、ブレスレットやペンダントに組み込まれた装飾品であったようです。
女性用腕時計の歴史は、実用性と装身具性の間を揺れ動きながら発展してきました。その流れを象徴し体現してきた存在が、1839年創業のパテック フィリップです。

1851年、ロンドンで開催された世界初の万国博覧会でヴィクトリア女王へパテック フィリップからペンダント・ウォッチとブローチが献上され、特許を取得した初のリューズ巻き上げ・時刻合わせ機構が搭載されていました。
そして1868年、パテック フィリップはハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人のために、スイスで最初の腕時計を製作します。

これは世界の時計製作史においても非常に重要な出来事であると同時に、「腕時計=女性のもの」という当時の認識を象徴するものであったといえます。その後もパテック フィリップが生み出す芸術的なデザインと精緻な仕上げの腕時計は世界中の王侯貴族をはじめ、多くの女性たちの心を魅了してきました。
1916年には最初の婦人用複雑機能搭載の腕時計も制作されました。

5分リピーター付きのこの時計はパテック フィリップとしても初のチャイム機能付きモデルでもありました。プラチナケースとチェーンブレスレットが一体になった華麗で小さな腕時計の中には、同社の独創性の高い技術と職人技の数々が惜しみなく使われていたのです。

20世紀初頭、戦争を契機に男性用腕時計が実用時計として普及すると、女性用腕時計は再び“美”の方向へと進化します。パテック フィリップはこの時代、技術力を背景に極小ムーブメントを開発し、卓越したハンドクラフトや宝飾技法と融合させた女性用モデルを数多く生み出します。時間を刻む精密機械であると同時に、知性と品格を象徴するジュエリーとしての時計。それは同社が一貫して女性に提示してきた価値観でもあります。
こと現代において時計というのは単なる時刻を知るための道具ではなく、纏う人の個性や美意識、人生観さえも表現する特別なアイテムへと発展を遂げています。

だからこそ、180年以上にわたりスイスの至高の時計製造技術を守り続けてきたパテック フィリップが生み出すレディース・コレクションは、卓越した技術に裏打ちされた優雅なデザインが時代を超越し、世界中の女性を魅了してやまないのでしょう。

170年以上前、ヴィクトリア女王がコバルトブルーの美しい七宝のペンダント・ウォッチに心惹かれた時から現代を生きる私たちまで、女性の美に対する価値観は不変であるとパテック フィリップの優美なタイムピースが教えてくれるのです。
今注目のレディースウォッチ
1:時を超越したエレガンス Twenty∼4
4910/1201R

Twenty∼4は1999年に発表された婦人用のコンテンポラリーコレクションです。
アール・デコに影響を受けた「マンシェット」タイプモデルに始まり、2018年には機械式自動巻ムーブメント搭載のラウンド型モデルによってその魅力が拡張されました。
エンボス・パターンのラック・パープル文字盤を備えたローズゴールド仕様の新しいバージョンは、Twenty∼4の誕生25周年を記念し発表されました。
一目で心奪われるエレガントなパープル文字盤は、その製作に多くの時間と努力が必要とされます。
同心円状に波模様がエンボス加工で施され、その後半透明のパープルラック塗装で何十層にもコーティングし、さらに無色透明なラック塗装が施されます。最終的に研磨された文字盤は魅惑的な奥行きを感じさせます。

古来より日本では最高位の色とされてきた濃紫を思わせる美しさは、「世界最高の時計を開発し、制作すること」をマスターキーワードとするパテック フィリップとの親和性を感じずにはいられません。 2重の段差を持つレクタングラー型ケースの独自性溢れるフォルムは、文字盤の両側に17個ずつ並んだブリリアントカットダイヤモンド (0.63カラット)によって強調されています。リュウズは、パテック フィリップのエンブレムであるカラトラバ十字で装飾されています。

カーブした全面ポリッシュ仕上げのローズゴールド・ブレスレットには、快適さと安全性を保証するローズゴールドの折り畳み式バックルが装着されています。 パテック フィリップのキャリバー E15クォーツムーブメントの機械的構成部品は、マニュファクチュール パテック フィリップの機械式ムーブメントと同じ細心の配慮により製作されています。
2:モダンでエレガントなワールドタイム
7130R

ワールドタイム機構の発明は1930年代に遡ります。時計師のルイ・コティエが発明した主要都市リングと24時間表示リングを組み合わせた画期的な機構は現代のワールドタイム機構の礎となり、1937年にはパテック フィリップが世界初のワールドタイム腕時計を発表します。
2011年に発表された7130モデルは、パテック フィリップ・ワールドタイムの長年の伝統に、婦人用モデルという新たな頂点を加えました。
さらに2022年にはローズゴールド仕様のバージョンに、モダンでエレガントなオリーブグリーンのカラーで再解釈していきます。

文字盤外周の都市表示リング、昼夜を分けた24時間表示、そして文字盤センターには古風な篭の網目をかたどった手仕上げギョシェ装飾へとオリーブグリーン文字盤が織りなす美しい文字盤のコントラストに心を奪われます。 希少なハンドクラフトへのトリビュートとして精巧に再現された装飾や、ベゼルに一列にセッティングされた62個のピュア・トップウェッセルトン・ダイヤモンド(約0.82カラット)がこのモデルのエレガントさを完璧にしています。

搭載される超薄型の自動巻きムーブメントキャリバー 240 HU により、きわめてスリムで洗練されたケースの実現を可能にしています。36mmというケースサイズはパテック フィリップが表現する美を存分に感じつつ、現代女性の腕もとに完璧にフィットする仕上がりといえます。
1999年に導入されたエクスクルーシブな特許取得の機構により、10時位置のプッシュボタンを押すだけで、ムーブメントの精度に影響を与えることなくすべてのワールドタイム表示を変更することができます。
文字盤とマッチするブリリアント・オリーブグリーンの滑らかなカーフスキン・バンドは、コントラストを持たせたクリーム色のステッチが施され、27個のダイヤ付きローズゴールドのピンバックルを備えています。
3:エレガンスを体現する ゴンドーロ・セラータ
4962/200R

ゴンドーロという名は、かつてパテック フィリップの特別なビジネスパートナーだったブラジルの販売店「ゴンドーロ&ラブリオ社」に由来します。

同社のために特別に制作された「クロノメトロ・ゴンドーロ」というタイムピースがルーツとなり、1993年に現代的な解釈を加え復活しました。トノー型やレクタングラー型、クッション型など、ラウンド型以外のタイムピースのコレクションです。
アール・デコの精神や影響を色濃く反映するゴンドーロには、直線的なラインや流線形のカーブが描く幾何学的なフォルムが美しい存在感を放ちます。アール・デコは1910年代~1930年代のヨーロッパやアメリカを中心に発展し、モダンで都会的なデザインが特徴です。
2006年に発表されたゴンドーロ・セラータは、美しくカーブを描くケースのフォルムが時代を超越したクラシック・エレガンスを体現します。
そして2025年には、文字盤にゼブラ・モチーフが施された独創的なスタイルを生み出します。

両面に彫刻とホワイトニス塗装によるゼブラ・モチーフを配したメタライズ・サファイヤクリスタル文字盤が、ケース(28.6 × 40.85 mm)の中に見事な奥行きと立体感を実現します。 ローズゴールド・ケースには、94個のブリリアントカット・スペサルタイト(2.02カラット)がセッティングされ、《コニャック》から《マンダリン・オレンジ》のグラデーションで彩ります。このタイムピースには、その機械構成部品に全機械式のムープメントと同じ細部への配慮が注がれたクォーツ・ムープメント、キャリバー E15 が搭載されています。

一見ユニークにも映るゼブラ・モチーフのゴンドーロ・セラータですが、パテック フィリップが長い歴史のなかで連綿と紡いできた女性用時計に対する美意識と、伝統と革新のクラフトマンシップが見事に融合したタイムピースといえるのではないでしょうか。
HF-AGE仙台店

HF-AGE(エイチエフエイジ)は、1985年6月創業の腕時計専門店です。
群馬県の高崎市と宮城県の仙台市の2カ所に拠点をおいています。
商品知識はもちろん、腕時計をこよなく愛するプロフェッショナルなスタッフの接客は、機械式腕時計が初めてのお客様、県外からのお客様にとっても素敵な時計選びの時間をご提供しております。
仙台で最高の時計をお探しの方は、ぜひ正規販売店であるHF-AGE仙台店へお越しください。
東北唯一のパテックフィリップの取り扱いを始め、IWC、ボーム&メルシエ、ボールウォッチなどの機械式時計が並べられています。HF-AGEは取扱いする各メーカーの正規販売店です。
時計選びに集中できる上質な空間で、生涯を共にして頂ける時計をお選びいただけます。
所在地:宮城県仙台市青葉区国分町2丁目14-18定禅寺パークビル1F
電話番号:022-711-7271
営業時間:11:00~19:30
定休日:毎週水曜日
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